
「身体」ではなく〈身〉。「身につく」「身にしみる」という日本語が示すとおり、からだは物体でも精神でもなく、環境と溶け合った経験の場である。人間中心設計の言う「人間」を、仕様の束からこの〈身〉へと引き戻すための一冊。
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植物状態の患者と看護師のあいだに成立するコミュニケーションを、現象学の手つきで記述する。一見、反応が返らないように思える相手とのあいだにも、関係は生まれる。インタラクションという語の最小単位を、根底から考え直させられる。
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視覚障害は欠如ではなく、別の仕方で組み立てられた世界である。この転回を通過すると、アクセシビリティは「補う」技術ではなく「異なる身体を起点に設計する」思想として立ち上がってくる。
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