人間はガジェットではない 書影

人間はガジェットではない

ジャロン・ラニアー 著/井口 耕二 訳 / ハヤカワ新書juice

「バーチャルリアリティの父」と呼ばれた著者は、人の新しい体験を形づくる技術が、ごく少数のつくり手によって決まってしまうことを危ぶむ。クラウドの力を底上げするために、個々の人間の能力が低く見積もられていく時代への警告である。体験の形式を決める前に、そこで扱われる人間とは何かを問い直す一冊。

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ウイルスは生きている 書影

ウイルスは生きている

中屋敷 均 / 講談社現代新書

私たちのDNAには、ウイルス由来の遺伝子配列が数多く残り、胎盤の形成などの生命活動を担っている。ウイルスはただの物質か、それとも生命か。その問いをたどると、生命は輪郭の定まった個体ではなく、移ろいゆく現象として見えてくる。「人間」という土台の揺らぎを、生物学から読む一冊。

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攻殻機動隊(1) 書影

攻殻機動隊(1)

士郎 正宗 / 講談社/KCデラックス

義体に置き換えられる肉体、ネットワークにつながる知覚、書き換えられる記憶。身体が交換可能なインターフェースになったとき、それでも残る「自分」はどこにあるのか。技術と身体の境界が揺らぐ世界から、デザインが前提とする「ユーザー」の輪郭を問い直す一冊。

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目の見えない人は世界をどう見ているのか 書影

目の見えない人は世界をどう見ているのか

伊藤 亜紗 / 光文社新書

視覚障害は欠如ではなく、別の仕方で組み立てられた世界である。この転回を通過すると、アクセシビリティは「補う」技術ではなく「異なる身体を起点に設計する」思想として立ち上がってくる。

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語りかける身体 書影

語りかける身体

西村 ユミ / 講談社学術文庫

植物状態の患者と看護師のあいだに成立するコミュニケーションを、現象学の手つきで記述する。一見、反応が返らないように思える相手とのあいだにも、関係は生まれる。インタラクションという語の最小単位を、根底から考え直させられる。

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〈身〉の構造 書影

〈身〉の構造

市川 浩 / 講談社学術文庫

「身体」ではなく〈身〉。「身につく」「身にしみる」という日本語が示すとおり、からだは物体でも精神でもなく、環境と溶け合った経験の場である。人間中心設計の言う「人間」を、仕様の束からこの〈身〉へと引き戻すための一冊。

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